『YOSHIMIと「まほうのめがね」のひみつ』 ストーリーのあらすじ: むかしむかし、YOSHIMIという名の女の子がいました。 YOSHIMIは、みんなの心がキラキラ輝いて見える、不思議な「にじいろのまほうのめがね」を見つけました。 YOSHIMIは嬉しくて、街のみんなに話しかけました。 「ねえ、こんな素敵なめがねを見つけたの! みんなの個性が見えるんだよ!」 でも、誰もYOSHIMIの言葉を信じてくれません。 「めがね?なにそれ?そんなもの聞いたこともないし、見たこともないよ」 YOSHIMIは、まるで一人ぼっちになったみたいでした。 ある日、YOSHIMIは自分と同じ「まほうのめがね」を持っている子たちと出会いました。 「よかった!仲間だ!」 YOSHIMIが駆け寄ると、みんなはYOSHIMIのめがねを見て言いました。 「あれ?君のめがね、ただの丸い形だね。僕たちはみんな、四角いめがねだよ」 「君は、僕たちの仲間じゃないみたいだ」 YOSHIMIは、仲間だと思ったのに、また一人ぼっちのような気持ちになってしまいました。 そんなとき、YOSHIMIはふと気づきました。 みんなのポケットが、なんだかぷっくりと膨らんでいるのです。 YOSHIMIが「もしかして…?」と尋ねると、みんなは不思議そうにポケットの中を探しました。 すると、そこから出てきたのは、みんながそれぞれ持っていた「まほうのめがね」でした。 ある子のめがねは、周りのものが青く見えるめがね。 また別の子は、黄色く見えるめがね。 にじいろのめがねを持っている子も、いました。 みんな、自分のポケットに「まほうのめがね」が入っていたことに、初めて気づいたのです。 「僕たち、ずっと持ってたんだ!」 「YOSHIMIが何度も『めがね、めがね』って話してくれたから、気づけたんだね」 それから、みんなは自分のめがねをかけてみました。 すると、それぞれのめがねを通して見える世界は違っていても、みんなの心がキラキラと輝いていることが分かりました。 YOSHIMIの「にじいろのめがね」は、みんなの違う色を全部まとめて見せてくれるめがねでした。 YOSHIMIはもう一人ではありません。 みんなでそれぞれの「まほうのめがね」を大切にしながら、手を取り合って歩んでいくのでした。 このストーリーは、「多様性」は誰かから与えられるものではなく、一人ひとりが既に持っているものだというメッセージを伝えています。 吉美の苦悩: 「めがね」という概念そのものを理解してもらえない苦労と、仲間だと思った人たちから拒絶される二重の苦しさを描きました。 「みんな」の気づき: 周りの人々は、吉美の話を聞いていたからこそ、自分のポケットの中にある「めがね」に気づくことができました。これは、他者との対話が自己理解につながることを示唆しています。 多様な「めがね」: にじいろのめがねだけでなく、青や黄色といった、様々な色のめがねがあることで、人それぞれの個性や見え方の違いを表現しました。 この物語は、吉美さんの活動の核心にある「誰もが持つ多様性を肯定する」という想いを、優しく、そして力強く伝えるものになったと思います。 See more